2件目

今度は碁石を飲み込んだらしい、吐きまくってる2歳の子供さん。
胸部レントゲンをとっても、隣にサンプルとして置いた碁石はほとんど写らず。
X線の透過性の高い物質だと、こういう風に写らないってことはよくあるんですよね。
撮影条件をかえて碁石が白く見えるようにすると、今度は体も真っ白に写って何もわからない状態に。
こりゃ困ったということで、放射線科の当直の先生に連絡して、ご意見を仰ぐことに。
そしたら、やはり難しいということで、とうとう放射線科の医長の先生がご登場。
CTをとってみたらどうかという意見で、さっそくCT撮影。
しかし、どうも写真をみてもそれらしきものが見当たらず。
再度放射線科の医長のK元先生にご意見を伺いにいったところ、
「ほらこれこれ。これだね」
となんと一発で見抜いてしまって。
確かにいわれてみれば、明らかに大きさといい形といい、碁石そのものな異物が、
食道の入り口のところにつっかかっていまして。
いやぁ、さすがK元先生といったところで当直の先生方はみな感心。
さて、見つかったからには取り出さないと。
なんとかそれに四苦八苦してる最中に、またもやHOTが。