医療面接

簡単にいえば、問診みたいなものなんですけどね。
それをとうとう初めて、実際の患者さんにやらせていただきました。
一応、模擬患者さんとか学生同士でとかは練習していたのですが、
実際の現場で、そして疾患の鑑別を念頭におきながらやったのは、
これが初めてですよ。


やっぱいろいろと難しいですね。
ある程度自分では訊いたつもりでも、その後で指導医の先生がやってるのをみると、
いかに自分が訊けてなかったかがよくわかりますよ。
そして、聴診もやったのですが、自分では異常なしって所見だったのですが、
先生がやったら、水泡音がみごとに聴こえるとのこと。
いわれて再度やってみたら、今度はきれいに聴こえます。
うーむ、これは耳が音を聴き取れなかったというより、
聴き取れたはずなのにスルーしていたということなのでしょう。
まずないだろう、なんて先入観を知らないうちに持ってたのかもしれませぬ。
そして、鑑別疾患を考えるときなどの、自分の知識の足りなさ。
こいつもすごく感じましたね。
やっぱりまだまだ修行がたらないってことですよ。


というわけで、3日間いろいろと研修させていただいたのですが、
この診療所実習、BSLで他の科をまわってからのほうがより勉強にはなったかも。
診療所ってのはいろんな科の患者さんがくるわけで、
いってみれば全部の科の知識が必要となるわけです。
なので、ある程度各科の勉強が済んでからの方が、よかったかなーとか。
まぁでも、最初にいきなりそういうのを体験したおかげで、
これからのBSL実習がより実のあるものになればいいんですけどね。
とりあえず、この3日間はたくさん学ぶことがあり、とても充実してました。
指導医のH原先生も、どうもありがとうございました。