CPE

まぁ今週から呼吸器なのですが、今日はまだ初日なのでPBLのみ。
2限もPBL用の自習時間でしたし、3限と4限はCPE
ちなみにCPEってのはClinico Pathological Exerciseの略で、
一つの症例を臨床の視点からと病理の視点からと両方で見て、
その症例に関してディスカッションするという形式の授業です。
ちなみに臨床的というのは、その症状やX線画像、検査値などから推測する患者の病態、
そして病理的というのは、患者さんが亡くなった後の病理解剖によって、
各臓器の肉眼的観察、そして組織の顕微鏡的観察によって推理する病態のことです。
この2つの視点でそれぞれの推測をつき合わせて、
それぞれ一致するところ、一致しないところを議論するわけですな。


うちが留年してるときに病理教室にちょこっといっていたのですが、
そのほとんどがこのCPC(実際の現場でやるのはExerciseではなくConference)でした。
つまり、病理側としてはまず病理解剖でおおまかに臓器別の所見を把握し、
その後マクロコントロールといって、後日各臓器ごとに断面を見るなど肉眼的観察をして、
最後にCPCで発表するという形をやるわけでして。
この3つの過程にだけ、参加(というより見学ですけど)してたわけです。


んで、CPEはこの臨床側の立場にたつのが5年生(今のうちの学年)で、
病理側の立場にたつのが6年生(昔のうちの学年)なんですね。
それぞれ症例ごとに担当の班を決めて、練習するってわけです。
これが、次回はうちの班の担当になりまして。
2週間(うちらはゴールデンウィークが挟まるので3週間)でいろいろ調べて発表するわけです。
ですが、今日の様子とか見てても、けっこう大変そうでした。
特に、臨床側ででた結論と病理側ででた結論が一致しない場合は、
喧喧諤諤の議論が巻き起こってまして。((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
しまいには、臨床の担当の先生がなんかヒートアップしてしまって。
臨床学生「これはこれこれこうだからこうだと思うのですが」
病理学生「いや、でもそれだとこうだからこうじゃないでしょうか」
臨床先生「では、これについては調べましたか」
病理学生「……調べてません」
臨床先生「ならば、臨床でこういう論文が出てるのは知ってますか?」
病理学生「……知りません」
臨床先生「困りますね。こちらとしてはこういうことを念頭に入れてやってるんですから、このぐらいは調べておいてもらわないと。」
病理学生「では、これこれこういうデータがあるのですが、この検査はやったのでしょうか」
臨床先生「……いや、やってません」
以下続く……(つω`)コワイッス


去年うちが参加してた、実際の現場のCPCでは、
ここまで怖い雰囲気じゃなかったんですけど……なんででしょう……
一応、相手となる6年生は昔の知り合いなので「お手柔らかに_| ̄|○ ヘコヘコ」と言っておきましたけど……
穏やかに進行してくれることを祈ります(つд`)